精神科病院に入院

かなり久しぶりに書く。

この一年本当に色々なことがあって、昨年末実家での旦那さんの様子を見た時に、「あぁもうこれは入院しかないな…」と確信。年始早々病院探しを始めて、思ったより早く受け入れ先が見つかり、先週ついに医療保護入院という形で旦那さんの入院がスタートした。病院に連れて行くまでがまず大きなハードル。警察待機やら、警備会社との契約やら大事になってしまったけど、念入りな準備もあって、思ったよりすんなり進められた。

私自身思うことがあり過ぎて、

吐き出したい

整理したい

記録に残したい

他の人にも知ってもらいたい

ので、また書き始めることにした。

「入院できたのだから、病院に任せておけばいいい」と職場の人にも言われたけど、そこまで割り切れるはずもなく。入院当日の旦那さんの診察の状況が異様過ぎて、それがなかなか頭から離れない。詳細は後で書く。旦那さんのことがとても心配で、色々と考え過ぎて苦しい、そんな自分自身のケアがまず必要だ。

早く旦那さんと会いたい。

取っ組み合い

今週旦那さんが勝手に娘を実家に連れて帰り、4日間娘と会えなかった。恐れていたことがついに起きたか、という感じ。昨日義両親の協力の下帰って来てくれたけど、また夜になって連れて帰ろうとしたので、お風呂も入れなかった。今朝も起きたら怖い顔になっていて、私が朝風呂に入っている間に連れて帰ろうとして、最終的に旦那さんと娘の奪い合いの取っ組み合いになって、本当に本当に疲れた。姉が助けに来てくれて、なんとか一人で帰るように促した(姉曰く、こんなにバッドが欲しいと思ったことはないとのこと)。

修羅場が終わって、姉と一緒に娘を連れて祖母と会ったり良い時間を過ごしたりしていた今日。振り返ってみても、あの無茶苦茶な旦那さんのことを「怖い」だけで終わらせるような感情にはならない。まず、何故あんな風になったんだろうかと考える。思い当たることを羅列してみる。

・先週、私と娘と三人で実家に帰りたがっていた旦那さんを半ば強引に一人で帰らせたら、思ったより早く帰って来た。

・ただ実家の自営業を手伝いたい、仕事がしたいだけではなくて、三人で一緒に実家で暮らしたい気持ち。でも、私に拒否され叶わない。

・娘を連れて帰って、子守もしないといけない、仕事もしたい(手伝いたい)けど、到底両立できるはずもなく、慣れない実家での育児に疲れ切っていた。

・実家にいる方が娘が落ち着いているという認知の歪み(そう思いたいのもある?)。

・疲れてやっぱり家族にイライラしてしまう。父親にまた怒って罪悪感でいっぱいに。

とにかく疲れ切っていたから、余計に悪いように考えてしまったのはあると思う。

今朝も警察沙汰になってもおかしくない状況だったけど、ただ旦那さんの異常行動だけにフォーカスして排除しようとしたら、世間の精神疾患に対する偏見や精神疾患患者への厳しさ・冷たさと同じではないか。周りに話すことでストレスを発散させる・好きなことに没頭する・やりたいことをやる等を通して、自分自身の心のケアを第一にしながら、旦那さんの問題から目を逸らさないようにしたい。

それにしても、今回のことで、母と少し言い合いっぽくなったのが、地味に辛くてストレスだったな。家族に否定されるのが一番辛い。あと、絶対子供に見せてはいけないこと→夫婦喧嘩(しかも子供を奪い合う強烈なやつ)をしてしまって、子供の精神の発達に悪影響…泣いてたし…。

薬のこと

一昨年の秋から減薬・断薬した後、昨年の春に服薬再開し、また少しずつ少しずつ減薬。そして今年の2月に断薬、今に至る。今でも攻撃的になったり興奮する時もあるけど、必ず何かしらの理由がある。側から見たら、薬を辞めたから病状が悪化したと思われるだろうけど、私はそうは思わない。統合失調症は服薬が必須で、薬の助けがないまま放っておくと、どんどん悪くなる、みたいに言われることもある。だとしたら、服薬なしの安定はあり得ないということ。では、一切飲まずに落ち着いた状態になる時があるのは何故か。最近は新居も片付いてすっきり過ごせるようになって、新生活に慣れてきたのもあり、穏やかに過ごし全く問題ない時間が増えてきた。やっぱり今の状態は再発ではなく、薬の離脱症状と考える方が自然。そもそも長期で服用するべきでなかった。服用したことで余計脳が弄られた感じ。薬さえ飲んでおけば良いというのが大きな間違いで、今になって自分の弱さ、社会に出た時の困り事と向き合わないといけなくなった旦那さん。服薬して落ち着いて社会生活が送れている方達もいるのは知っている。それと、服薬させないとどうしようもない程重症の人がいることも。

引越し前に生活面の相談に市役所に行った後、近くの精神科を紹介され、転院するつもりは全くなかったけど、興味本位で受診に付き添ってきた。旦那さんが先生と話した後、私だけ呼ばれて診察室に入ると、神妙な面持ちで「明らかな幻覚妄想がある。今は服薬拒否しているので無理強いできないが、長い目で見て飲んでもらって治療しよう。」と言われた。反論する気もなく、「分かりました。」と言いながら、先生に言われたことを旦那さんにバラして、もちろんその精神科にはもう行っていない。医師の診察前に20分程度臨床心理士による問診があったけど、旦那さんの状態状況はあれだけでは分かるはずもないし(私からの客観的な情報もほとんど聞き取られなかった)、医師の診察もほんの数分だけ。臨床心理士の方も、付き添ってくれた就労支援関係の方2人も、私達とは違う世界にいるような感じで、それが怖かった。今のコロナ禍と似ている。確かにあの場では旦那さんは興奮していて普通ではなかったけど、それだけを見て判断されてしまうんだなと改めて思った。旦那さんを良くするためにと思ってもらっているのかもしれないけど、あまりにも想像力がないというか、浅はかというか…。その場の症状しか見ておらず、武器は薬だけ。先生は口が上手いのか、旦那さんは先生と話して安心したような顔をして診察室から出てきたけど、そういう点では「良い先生」なんだろうな。

旦那さんの興奮したり怒ったりする所は、脳が根本の原因なのではなくて、今までに受けた強いストレスを自分で対処できず、心が潰れてしまって、歪んだ思考になってしまったこと等によるものだと思う。脳は二次的に狂ったような状態。ドーパミンを抑えることで興奮を抑えて、落ち着いたように見せかけ、はい薬は一生飲みましょうっておかしくない?

色々あるけど

久しぶりの投稿。

娘が生後4ヶ月になり、夜にまとまって寝てくれるので楽になってきたものの、毎日睡眠不足…。

5月にまた実家の近くに引っ越してきて、諸々の手続きでまた旦那さんにイライラしてしまい、それが刺激になって本当に大変だった。自分はいない方が良いと思い込み、「出て行く」と何度言われたことか。言われ過ぎて、呆れてしまう。本気じゃないのが分かるから。何より、彼の怖い顔を見るのが本当に辛い。何でこんな風になってしまったんだろうと悲しくもある。でも、生活が整っていくにつれ落ち着く時間が増えた。娘も表情豊かになって、旦那さんを見てはにこにこしてくれるので、とても癒されているみたい。

今月からB型の事業所を利用するようになって、心機一転。実家での仕事を辞めてから、一般のバイト、A型事業所、障害のある方が働ける農園(体験だけ)と結局全部首になり、私が思っていたよりも旦那さんの状態は酷いことが分かった。問題はコミュニケーション障害と歪んだ思考。コミュニケーションは、その時の感情が大いに関係していて、落ち着いて私と話している時は問題ない。色んな面で悪い癖がついているので、一つ一つ治して欲しいけど、なかなかの茨の道。

私に対しても疑心暗鬼になって、私の気持ちを誤解して決めつけるので、私も喧嘩を売られたような気持ちになり、スルーできずに言い返してしまう。これが良くない。我慢する時もあるけど、何度も何度も続くので、ウンザリしてしまう。それでも、旦那さんと離婚したいと思ったことは一度もない。嫌なところや治して欲しいところを挙げたらキリがないけど、彼の優しいところがやっぱり好き。どうしたら良いかいつでも考えている。私も変わる必要がある。

娘ができました

娘が産まれて3週間が経った。産まれてすぐは、泣き止まない時に旦那さんは焦りが出て不安定になることがあったけど、最近はあまりないかな。会うたびに嬉しそうにしているのが私も嬉しい。最近、旦那さんが「娘ができました」と呟いていて笑ってしまった。言ってみたかったらしい。守るべきものができて、「もう少し頑張るわ」とよく言っている。悪いように考えるところはまだまだあって、私も産後の疲れもあり自分を守ることで精一杯なので、離れていても衝突することはあるけど、今のところなんとかなっているかな(両親に結構迷惑をかけているけど…)。

家族として接し方が間違ってるな、コントロールしようとしてしまっているなと思うことは多々ある。旦那さんのことで頭がいっぱいにならずに、とにかく自分自身を大切にして、毎日を楽しく過ごせるようにするのが、結局は旦那さんを大事にすることに繋がると思うので、心がけたいところ。

出産間近

来週辺りにはいよいよ産まれるかもしれない。

今週久しぶりに4日間実家に泊まらせてもらった。毎日旦那さんとは電話で話していたけど、不安定だった。思い詰めて

「ここにはいられない、離婚する」(引っ越したばかりだけど、ここでも道行く人にさえ疑心暗鬼になっている)

「どこか行くわ」(自分がいない方が良いなら、という意味で)

「わざと聞こえてないフリしてるんやろ」

毎回、話していくうちに冷静になって落ち着いていく。本気じゃないと分かっているけど、言われる側も辛い。

やっぱりしっかりご飯を食べていなかったのかまた痩せたみたい。ちゃんと食べているのか心配だったので、やっぱりか…という感じ。

私が帰宅した日は割と落ち着いていたけど、夜に通話診療があり、いつも通り先生の言葉を受け止められず最後には勢いで電話を切ってしまったらしい。つい「先生に失礼」と言ったら、それがまた刺激になった。後から先生に謝罪メールを送ってもらったけど…。まぁ先生にどんな言い方をされたのか私は知らないし、そういう部分も彼のもがいている姿の表れなのかも。

昨日は穏やかに過ごせたけど、今日は私もやられた。旦那さんは自分の精神安定のためか、ひたすら拭き掃除など家のことをしていたけど、ろくに休憩もしていなかったので、明らかに疲れている様子。前から適度に休むということができない。いつもなら「休んだら?」と聞くけど、今日は私も体がしんどかったし、過干渉しないようにしていて。でも、休まないうちにまた出かけようとしたので休まないのか聞いたら、また悪く考えて私を疑うような発言が出て、それに反応しないように黙っていたら、2日前から特に情緒不安定だった私も耐えられなくなっていて、彼の前で泣いてしまった(ほぼ過呼吸)。あーあ、またお腹の赤ちゃんに負担をかけたな。…あーあ、なんて言っている場合じゃないか。彼は未だに自分のどの言動で私が泣いたのか分かっていない。また落ち着いたら伝えるつもり。

私の中にも色んな気持ちがグルグル。

『何でまたそんなこと言うの。私のことまで疑わないで欲しい。八つ当たりはやめて。疲れたなぁ。いつになったら自覚するのか。少しでも周りの意見を受け入れてくれても良いのに。でも、周りが彼を変えようと思ったらダメだ。自覚できないということが改善の妨げになっているから難しくて、主体性がないと意味がない。産後しばらく離れている間が心配。でも、赤ちゃんも旦那さんも自分のことも同時に完璧に大切にはできない。両親にもあんまり負担をかけたくないしなぁ…』

ゆっくり休んで、またすっきりした気持ちで明日を迎えよう。

私の気持ち

旦那さんは毎日お経の内容・言葉の意味を辞書で調べていく中で、自己カウンセリングができているようで、最近は特に落ち着いている。

とは言え、日々衝突することはまだまだあって、先日は確定申告のことで一悶着。後から自分が理解がなかったと反省…この繰り返し。

このブログには旦那さんの快復記録のためにと始めたけど、私自身の気持ちの整理や記録にも良いかもしれない。

彼のことが手に取る様に分かるという傲慢な気持ちがある時もあったけど、まだまだ知らないことが多いと実感する日々。もちろん、自分ではない他人の気持ちを完璧に知ることは不可能だと思うけど、彼のことを知ろうとする努力は惜しみたくない。なるべく自分の気持ちを正直に伝えるようにはしているけど、全てをカバーすることは難しい。伝え方によっては衝突を生む。今日は彼の日記を読んで、改めて知ることもあった。

私から見てとても些細なことでも、彼は彼なりにめちゃくちゃ努力しているということ。もっと広い気持ちで、尊重してあげられるようになりたい。のんびり気長に。